「西洋医学の健診では何も異常が指摘されないのに、何となく体調がすぐれない。」
「健康だとは思っているが、どこか重大な病気が隠れているのではないかと不安だ。」
・・・ あなたはこのような悩みをお持ちではありませんか?
実はここ10年前から、仲間と一緒に某大学の学生さんを対象に健康診断を春秋と行い、上に書いたような悩みを持つ方々を7〜800人診てきました。その結果分かったことは、何と約8割の方が「未病」を含めた病気の状態であるという驚くべき結果が出たのです。
この中には既に西洋医学の治療を受け、思うような治療効果が出ないという方も含まれていますが、多くはモヤモヤとした体調不良を感じていた方々でした。
「未病」というのは、人体を作っている気・血・津液に異常が見られる状態ですが、先ず日常生活を改善することで、その体調を改善できる段階を指します。つまり漢方薬や針灸などの積極的な治療を受けるべき前の段階といえます。この段階で適切な対策を講じておかないと、本格的な病気になってしまう恐れがあるのです。
ではその改善すべき、というか気を付けなければいけない、生活習慣とは何でしょうか?特に問題となるのは二点あります。一つはストレスを溜めこむことなく、上手に気晴らしをすることです。しかし多くの方がこの気晴らしが下手なのです。「肩の力を抜いて上手に気晴らししましょう」なんて云っても意味がないわけです。ではどうするのか?
ここでちょっと考えて戴きたいのは、気詰まりから解放されてホッとした時どうなりますか? 思わずため息をつきますでしょう。「ため息=息をはく」のです。つまり安心した時に、吸った状態で止めていた息をはくということは、緊張して気詰まりな状態とは吸気で止めている状態なのです。息を吸うのは横隔膜という筋肉の働きです。横隔膜は吸気のみが仕事ですから、どんな状況でも決してさぼりません。ところが呼気は肋間筋が主に働いているのですが、この筋肉群は身体を前方に進めるという仕事があるために、緊張状態のとき十分に息をはくことをつい忘れてしまうのです。
ですから気詰まりを無くし上手に気晴らしする方法というのは、この横隔膜の緊張を解くことなのです。どうするか?腹式呼吸をすればよいのです。笑う、歌うなど積極的に横隔膜を動かす運動、それに深呼吸です。
もう一つの問題点は、習慣的な冷飲食を止めることです。冷飲は胃腸のみならず、肺も傷害すると云われています。飲食と呼吸によりエネルギーを採り入れ、健康を維持している、その門戸をダメにするのですから、当然病気になるわけです。生活習慣の乱れはあらゆる病気の元になります。より詳しく食習慣などのチェックをしましょう。
中国医学の健診は話を聞き、脈を診、舌を診、お腹を触ることです。痛い採血や恐いレントゲンをかけたりすることもありません。 |