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| ■ どうして「ガン」はできるの? |
| 人体は毎日役割を果たした約1兆個の細胞が死に、同数の新たな細胞が生まれている。この過程で日々億単位の異常細胞が生まれるといわれている。これらの異常細胞が増殖しないよう監視し殺傷しているのがNK細胞などの免疫系細胞だ。何らかの理由によりこれらの免疫系細胞の力が衰えると、前に述べた異常細胞が増殖することになる。これらの異常細胞は正常な細胞と異なり分裂回数にストッパーがなく、そのため限りなく増殖する。これがガンだ。ガンは臓器などにできる固形癌、血液系の悪性腫瘍である白血病や悪性リンパ腫、筋肉、骨等々にできる肉腫に大別できるが、中国医学的には基本的な診断・治療に大差が無いので、ここではガンと総称する。(TOPへ) |
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| ■ 「がん」にならないための注意点は?(その1) |
身体を冷やさないことを含めて、飲食の節制をすることと、気晴らしを上手にすることが最も重要である。
身体を温める飲料は紅茶とほうじ茶だ。冷蔵庫で冷やした飲食物をそのまま摂取するのは自殺行為といえる。特に空腹時の飲み物には一層注意が必要。たとえば酒を飲むときは身体を温める燗酒、お湯割りなどから初め、もりもり食べ、途中暑くなってきたら多少ぬるめの飲み物に変えるというくらいの配慮が必要。
気晴らしを上手にするためには、毎日心から楽しめる趣味を持つのが一番。
気詰まりはまず上腹部や側腹部に現れるので、手で押さえてみて堅かったり、痛みを感じるようならば要注意。その予防のためにも日頃からおなかをもんだり金魚体操をしたりして、常におなかを柔らかく保つように努力するべきだ。ほとんどのガン患者の上腹部はガチガチなのだから。(TOPへ) |
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| ■ 「がん」にならないための注意点は?(その2) |
ガンができるのは身体を構成している「気・血・津液」と呼ばれる各種の物質の量が不足するからではない。もちろんこういった不足状態は必要な条件ではあるが、直接的な原因ではない。それは「気・血・津液」の流れの滞りによる。従ってガン予防の手だてはこういった流れの停滞を起こさないようにすることにあるといえる。
つまり基本的な病気の原因となる事態を考えればよいといえる。
初めは外的な因子。つまり気候や冷暖房に関する問題。暖冬や冷夏など本来の季節にふさわしくない気候が長期間、あるいは極端に起こったとき、過度の冷暖房により外界と甚だしい温度差があるとき、人体が適応できず発病する。特に問題となるのは冷え(寒邪)と湿気(湿邪)である。飲食の不摂生などにより、体内にあらかじめこれらの外邪に感応する病的状態が生まれていることが多いからだ。夏にクーラーをガンガンかけ、習慣的に冷飲食をしていれば、消化器と呼吸器は冷やされ働きが低下する。「気・血・津液」を作り出す働きをしていると共に、余分な水分が溜まりこれらの流れを停滞させないように調節する機能を持つ、消化器や呼吸器が低下すれば、「気・血・津液」は量が不足すると共に、流れも悪くなり、ガンを初めとするあらゆる疾病を作り出すことになる。川の流れも気温が下がれば凍りつくように、身体も冷えが溜まれば「気・血・津液」の流れが悪くなり滞りやすくなる。また処理できない水分が溜まれば、これも流れを悪化させる要因になる。
次に気の流れを直接悪化させる重要な因子は「気詰まり」である。社会生活をしている以上様々なストレスにさらされることは仕方ないことであるが、これをため込まず日々の中で、30分でも1時間でもよいから、嫌なことは忘れる楽しい時間を持つべきである。これが「気晴らし」で、これが日々上手にできないと、慢性的な気詰まり状態となり、全身の気の流れが悪くなってしまう。血や津液も気のエネルギーで動いているので、結局血や津液の流れも滞り、ガンができることになる。
以上まとめるとガン予防の上で特に大事なことは、冷飲食を慎むこと、冷房や伊達の薄着などで身体を冷やさないように気をつけること、ストレスをため込まず上手に気晴らしすることの3点である。(TOPへ) |
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| ■ 「気・血・津液」の流れの滞りを生む原因は? |
日常生活の中に問題があることは当然である。従ってガンと解り治療をし退院した後に、従来通りの生活習慣を踏襲していれば、再発の可能性が高いことは火を見るより明らかである。
それでは特に問題となる点は何か。しばしば指摘されるような発ガン物質を取り込まないように注意することは望ましいが、より日常的な留意事項として、飲食の摂生とストレスの発散がうまくすること、身体(内臓)を冷やしすぎないことに大きな意味がある。
現代日本人の場合は、電気冷蔵庫の普及により習慣的に冷たい飲食物を摂取することが多く、また喫茶習慣の普及のため水分摂取の機会が非常に多い。特に緑茶、コーヒー、ウーロン茶などはその原料が身体(特に消化器と呼吸器)を冷やす作用を持つ。消化器と呼吸器は「気・血・津液」を作り出す働きをしていると共に、水分の代謝を行っており、機能低下により各物質の量が不足するのみならず、処理できない病的な水分が体内に徐々に蓄積し、「気・血・津液」の流れを阻害する事態に至る。
またストレスを受けることは社会生活をしている以上仕方ないが、日に30分か1時間すべての煩わしさを忘れ気晴らしをする時間を持つことが必要であるのに、いつもストレスの種にこだわり気詰まり状態のままにずっと生活している人が多い。気詰まりは単に気の滞りを生むだけでなく、血や津液の流れも阻害し、結局そこにガンができることになる。(TOPへ) |
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| ■ どんな食事が好ましい? |
冷蔵庫で冷やした飲食物が直接胃や肺を冷やすことは当然として、それ以外に気をつけるべきなのは食品のもつ性状である。柿やナスが身体を冷やすことはよく知られているが、緑茶・コーヒー・ウーロン茶などは温服しても冷やす。温めるお茶類は紅茶とほうじ茶である。またサラダとして食べることが多い トマト・レタス・キュウリ・海草などは殆ど冷やす性状を持っているし、まして冷蔵庫に入れておいたものはもっと冷える。魚では刺身は冷蔵保存するのであまり好ましくなく、焼いたり煮たりしたものの方がよい。肉類は特定のものに偏らなければたまに食べることは問題ないが、野菜を一緒に食べるなどの工夫が必要だし、中高年以降は減らした方がよい。
牛乳なども温めるか、冷蔵庫から出してしばらくしてから飲むのが好ましい。イギリス風に温かい牛乳と紅茶でつくるミルクteaが良いだろう。
玄米は良く噛んで食べれば白米より好ましく、特に赤小豆や黒大豆などを一緒に炊き込んだ方がよいが、極端な玄米菜食主義は従来の肉食偏重の体質を矯正するのにはよいが、数カ月以上続けることは本来雑食の動物である人間にとって好ましくない。
「血が濃くならないように水分をよく摂るように」などとテレビでもよく聞くが、水分の代謝をしている消化器、呼吸器、泌尿器の働きが低下傾向にある人にとっては全く誤り。多飲により処理できない湿邪が溜まり「気・血・津液」の流れを悪くしガンを生むもとになる。
アジ、イワシ、サンマ、サバ、カツオなど青みの魚類とネギ類には血液の汚れを除く作用があるので勧めたい。
酒は必ずしも禁忌ではないが、たとえコップ1杯であっても空腹時にビール、水割りなどの冷やした酒を飲めば、呼吸器と消化器が共に傷つき機能が低下することは当然である。飲み始めはたとえ夏であろうと温かい酒でなければならない。そして途中で食事と共に温酒で胃が暖まり、身体が暖まった時点で多少冷えた飲み物に切り替えることは許されるであろう。(TOPへ) |