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中国医療の健康診断で「未病」をチェック!

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コタカ院長の健康コラム

2014年 9月22日 漢方とガン治療

従来、ガン治療に於いて漢方治療は、免疫賦活の名目のもとに気・血・津液の量を増やすことが専一にされてきた。

しかしガン自体が直接には気・血・津液の流れの停滞によって作られるものであることを考慮すれば、そこには治療の順番として大きな問題が存する。
先ずガン治療を始めるに当たり配慮すべきは、特に気の流れを改善させることである。
その後、痰飲・.血などに配慮しつつ、次第に気・血・津液の量を増やすべきであり、基本的に診察ごとに処方内容は変更し対処する。つまり「先標後本」の治療原則に沿って治療することを忘れてはならない。
また十分な治療効果を出すためには薬量への配慮も必要な場合がある事も認識しておくべきである。

初回治療時に主病巣や所属リンパ節の切除ができ、取り敢えず肉眼的な拡散が否定される状況であれば、術後に化学療法や放射線治療を行うことなく、当院の加療のみで9割以上長期緩解の治療実績がある。
化学療法などはガン細胞の悪性度を高め、しかも免疫力を低下させるので、その療法にはより一層の慎重性が求められるが、現実には併用を希望されることが多い。
その場合でも漢方治療を行うことで、化療の効果を増強すること、さらには化療による副作用を軽減することに役立つといえる。
既に遠隔転移が見られる場合でも、漢方治療により腫瘍マーカーや画像上の改善が見られることもあり、Q.O.L.の改善を含め、延命効果は十分期待できる。
その際上記した原発巣の切除の有無は予後に大きな影響を持つ。
確認されたことではないが、癌塊の中で最も悪性度が高いのは、幼弱性を維持したまま分裂増殖を繰り返す「ガン幹細胞」の存在である。このガン幹細胞が原発巣に最も多いことは十分に考えられ、その切除の意義は大きい。

ガン患者を治療するに際し最も重要なことは、患者や家族に改善・緩解の期待を抱いて貰うことであり、そのためにより具体的な日常生活の養生法を教示し、闘病の意欲を高めることである。
努力目標は冷飲食の禁止と上手な気晴らしに尽きる。奇しくもこの両者はガンが存在するときに人体が発する警鐘に敏感な身体を作る上でも必要である。

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