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前立腺ガン

加齢とともに増加する欧米型ガン

前立腺ガン  従来日本は前立腺ガンの発生頻度は世界で最も低い国でしたが、近年増加が報告されています。初期のガンの自覚症状はなく、直腸指診のみで発見されるが、近年PSAなどの腫瘍マーカーの上昇をきっかけとして発見される例が多い。潜在的な前立腺ガンは50歳を越えると1歳ごとに1%ずつ増加するといわれていて、アメリカの剖検例によるデータでは50歳で10%で、70歳で30%だそうです。
  私のクリニックを受診した患者数は8名ですが、骨や肺への遠隔転移が見つかった状態で受診された方は予後が悪く、進行ガンでない2名は健在で経過しています。


お腹の芯の冷えを招いていた冷飲食の改善を指導

  J.S.さんは68歳です。7〜8年前から人間ドックを定期的に受けており、1994年に前立腺肥大を指摘され、1997年にPSAが11となったため、同年3月に某大学泌尿器科を受診、4月にはリ生検を8か所から受け、左側2カ所にガン細胞が見つかり、ステージBと診断されました。今後の治療方針を決めようという時点で、紹介され同年5月に初めて受診しました。
  やはり冷飲食が多く、やや濃いめの尿が多く、夜間尿は1回でした。大便はやや堅めだが毎日あり、寝付きが悪く、途中目覚めると眠れなくなったりしていました。肩こり、手足の冷え、重だるさもありました。
  脈診では左の関脈と尺脈が細く、肝腎不足が示唆されましたが、肺や脾胃は滑脈や弦脈で、痰湿のたまりが示唆されましたが、重按すると脈は微になり、呼吸器と消化器の働きの低下も考えられる状態でした。腹診では臍の上や中部に圧痛がある以外は、比較的お腹は柔らかでした。舌診では色もやや薄く、苔も白くべっちょっと厚く溜まっており、脈診の所見と一致しました。爪の半月は全くなく、お腹の芯の冷えがつよく示唆されました。
  型どおり煎じ薬により気・血・津液の流れの調整をはかり、動物炭薬と軟膏をセットで処方しました。いずれも問題なく服用ができ、軟膏塗りも励んでいただきましたが、6月18日に前立腺全摘術を受け、幸いなことにリンパ節への浸潤はなかったそうです。
  7月7日に退院し、一時あった漏尿も徐々に軽快し、体調も良くなりましたが、PSAは1.0に低下しましたが、本来全摘なら数値は0になるはずですから、残念ながら取り残しがあったと推測できます。。その後は2週間ごとに経過観察を行い、その時々の体調の変化に応じて処方を変更し、大過なく経過してきました。
  PSAは終始1台で経過していましたが、最近(2000年4月)の数値は2.0を越えてしまい、ホルモン療法が始められました。女性の更年期のような症状が出てきておりますが、今のところは漢方薬と併用を続けており、身体のみならず情緒的にもほぼ安定しております。

 前立腺ガンに対応するツボ:軟膏を塗布する場所

京骨

行間

足の第1、2指の間
内関

内関

腕の手のひら側で、手首のしわの中央から上へ指3本分
中渚

中渚

こぶしを握ったときに出る手の甲の薬指と小指のけんの間のへこみの中央

ガンとは
中醫クリニック・コタカで調合した軟膏、散薬をご紹介しています。
問診をお受けいただくと、診断の結果ご提供することも可能です。
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